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tppとは わかりやすく 子供も理解したい [話題]

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安倍首相が参加表明したtppとはいったなんだろう?と思っている人
は意外と多いと思います。さらに子供に聞かれたときに分かりやすく
説明できるほど知っている人は少ないのではないでしょうか。

tppについてなるべく簡単に解説してみたいと思います。

まずtppとは、「Trans-Pacific Partnership」の略で日本語で言うと、
「環太平洋連携協定」の事です。
この協定は太平洋周辺の国々「日本、アメリカ、オセアニア、東南アジア」などの参加国
が関税をなくして自由に貿易できる協定です。関税とは各国で決めた税金のことです。

例を出すと、本当は1000円の商品ですが、日本に輸入する際に関税が500円かかるとすると
日本で売る時は1500円になると言うことです。これが関税がなくなると本来の価格である、
1000円でう売ることができるようになります。

逆に、日本で1000円の商品をアメリカに輸出する際に、関税がかかり1500円で売っているところ、
関税がなくなるとそのまま1000円で売れると言うことです。

まとめると、関税がなくなることで、
『輸入品は安く日本で買えるようになる』、『輸出品は安く海外で売れるようになる』
と言うことです。関税がなくなるだけなので、安く売り買いしても利益は変わりません。
そして物が安くなると言うことは、沢山売れたり、沢山買えたりすることになるので
物流が活発になり、経済が成長すると思われます。

また例を出します。
日本の基幹産業である自動車。自動車を海外で売るのに関税が10%かかったとします。
100万円の自動車を海外で売る場合は、関税がかかり110万円になるわけです。
自動車を作るのに90万円かかるとすると、自動車会社の利益は10万円、税金が10万円となります。
これがtppにて関税がなくなると自動車はそのまま100万円で売れるわけです。
もちろん同じ自動車ならば、安い方がいいですよね。
よって、海外で自動車が沢山うれて、自動車会社が沢山儲かると言うことになります。
そして、会社が儲かっているので、給料も上がり、みんな喜ぶ!と言うことになります。
めでたしめでたし。。

これだけ聞くと「tppやった方がいいじゃん」と思うかもしれませんが、
実は問題は簡単ではありまえん。輸出産業は比較的いいかもしれませんが、
もちろん海外からはいって来る物もあるからです。
そして、各国の物価の違いもあります。

次に輸入に例を出します。
日本ではお米を100kg作るのに10万円かかるとします。
しかし東南アジアでは人件費が安く同じお米が100kg作るのに6万円しかかからないとします。
輸入するのに関税が5万円かかるとすると、日本で売る時は11万円です。
二つとも味はそんなに変わらないとすれば、日本のお米を買いますよね。値段が安いので。
しかしtppにて関税がなくなった場合は、海外のお米が100kgが6万円で買えるようになります。
さて、あなたなら日本のお米と海外のお米どちらを買いますか?
単純に安い方を選ぶと、みんな海外のお米を買って、日本のお米を買わなくなります。
その結果日本の農業が衰退していってしまうかもしれません。
「同じお米でも日本の農家をつぶさないために高くても日本のお米を買います」
と言う人が沢山いればこのような事にはならないと思いますが、
なかなかそうもいかない気がします。

この輸入と輸出の考え方がtppの難しいところです。
農林水産省、経済産業省の意見が違うのもこの為です。
農林水産省は農業中心(輸入で農家が衰退してしまう)に考えるのでtppは反対、
経済産業省は経済中心(輸出で経済が発展していく)に考えるのでtppは賛成しています。
実際のところは、始めてみないことには分からないということです。

これがtppの話です。
子供に分かりやすく説明できそうですか?
物の値段を例にだして放すと理解しやすいかもしれないです。
(物が安くなるのが困るという感覚は、子供だとちょっと難しいかもしれないです)


さて、ここからは私の個人的意見ですが、
私は農家ではないのでtppは基本的には賛成です。
(だって単純に輸入品が安くなるのはありがたい話ですし・・・)
それに日本人は『いいものを知っている』と思うからです。

先ほどの農業の例はかなり顕著な例だと思っています。
日本のお米が海外のお米より美味しい事は誰でも知ってますし、
実は、日本のお米は海外でも人気はあります。
(日本のお米が高くても買う人は結構いるみたいです)
農業の例は、お米だけでなく野菜、果物すべてに対して言えることです。
そして、お米以外でも何かの果物や野菜は海外製品が多くなってくるかもしれません。
しかし、そこは知恵と工夫で何か日本独自の物を生み出す力は日本人にはあると思います。
つまり、『いいものは絶対になくならない』と思います。

また、tppに参加しないでアジアの中で経済的に鎖国のような状態になるのは
ぜったいに避ける必要があります。グローバルの時代に経済鎖国状態で経済の発展
は絶対にありません。ずっとデフレのままです。

tppについてはまだまだ難しい問題が沢山あるようです。
机上でいくら話しても結局はやってみないと分からないことも多いと思いますが、
安倍首相が言ったように、しっかり議論して日本の主張はしっかりしてい言ってほしいと
思います。


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